【今回のマラソン体験記データ】
《出場したマラソン大会》
いびがわマラソン2017(第30回)
《年齢》
43歳・男性
《マラソン経験》
ランニング歴4年・フルマラソンを年間3~4本
《職業》
サラリーマン
《ベストタイム》
4時間7分17秒
《マラソン練習》
月間100km〜150km
Contents
いびがわマラソンの特徴
2017年11月12日に30回目となるいびがわマラソンに参加してきました。2014年のハーフから4回連続で参加しています。2014年、2015年大会の天気は雨、2015年に至っては土砂降りの雨でした!ですが、その後は雨もなくマラソン日和で参加でき全て完走しています。
いびがわマラソンは岐阜県揖斐郡揖斐川町で行われる揖斐川町と中日新聞社、西濃地区陸上競技協会が主催するマラソン大会で、名古屋から日帰りで行ける数少ないフルマラソンの大会です。地理的に関西、北陸から参加のランナーも多く、紅葉の時期と重なることもあり人気の高い大会です。
地域の赤ちゃんからお年寄りまで、町民総出と思えるくらいの応援も人気でそれが1番の楽しみでもあります。
コースの特徴
いびがわマラソンのコースは川沿いを山に向かって登り、折り返して川沿いを下るコースです。高低差が127mあるタフなコースですが、長い登りと長い下りという組み合わせなので127mという高低差の割に走りやすいと思います。(決してやさしくはないです)
エイドも充実してますよ。2017年は17か所(フル)のエイドがあり、暖かいお茶や味噌汁、後半にはスイーツエイドもありエイドも楽しみの一つです。
ウエアなどの準備
マラソンシーズン序盤の11月なので、暑いことも寒いことも考えられます。温度調節のできるようにしっかりと準備して大会に挑みました。
私のおすすめパターンとして、「上半身は長袖インナー&Tシャツ」か「アームカバー&Tシャツ」などが良いと思います。
今回は「アームカバー&Tシャツ」で挑みましたが丁度よかったですね。アームカバーは温度調節もできてこの時期おすすめのアイテムです。
いびがわマラソン2017へ向けてのトレーニング
私は年中安定してトレーニングを行っています。内容は1日5キロほどのジョギングです。なので月間で150kmくらい走りますね。仕事終わりに行うのが日課です。但しそれだけだとフルマラソンで例えばサブ3.5などは難しいところ・・・。プラスで筋トレも加えて体造りに励んでます!
フルマラソンのトレーニングに関しては以下の記事をご参照ください。
会場へ到着
さて当日です!バスに乗って会場に到着。晴天だったので更衣室を使用せず屋外で着替えなどの準備を済ませました。
ここでちょっとしたトラブルが!バスの待ち時間が長く、到着時間が思いのほか遅くなりました。スタートまで時間が迫ってます・・・トイレにも寄らず整列することになりました。
例年通り沢山の参加者でスタート地点はいっぱいです。ゲストの西田ひかるさんが台の上から見送ってくれました。この時私の周囲は「かわいいな」の声だらけでした。高校生の頃のアイドルでしたがさすが芸能人、今でもとてもキレイです。
いびがわマラソンスタート!
いよいよ、いびがわマラソン(第30回)スタートです。スタート地点である揖斐川警察の周囲はまだまだ平坦で、幼稚園児や小学生の応援を背に進んでいきます。序盤は子供達に見送ってもらいハイタッチをしながら楽しく進んでいきます。
コースが揖斐川沿いとなったあたりから少しずつ登っていきます。第一関門でもある揖斐峡大橋でハーフとコースが分かれていよいよ本番となります。ここが8.6km地点です。
第一関門から折り返し地点まで
いびがわマラソンは標高が特徴的です。スタート地点では43mだった標高も10km地点では113mと70mも登ります。スタート後で体力温存ということもあり、ここまでの高低差はそこまで厳しくないのですが、ここから先は体力的にも精神的にも厳しくなってきます。
15km地点の標高129mのから20km地点の標高169mまでドンドン高くなります。それを超えれば折り返しです。疲れが出始めるところですが、紅葉とダム湖の風景でまだまだ頑張れます。
折り返し地点から第三関門まで
折り返し地点でほぼ中間となります。ちなみに私はすぐにお腹が空く方です。ハーフでも後半空腹感に襲われる私は、給食のあるエイドでは必ず何か食べるようにしています。
そんな中折り返し後の給食エイド2つと、途中にあるゼリーエイドでしっかりと捕食をしながら進みました。
さて、コンディションはといいますと・・・折り返し後の下り坂の影響もあってか足のダメージが酷いことに!ペースが落ちるもののなんとか走っていきます。第三関門は第一関門と同じ揖斐峡大橋となります。
マラソンのカロリー消費に関しては以下の記事をご参照ください。
第三関門からゴールまで
第三関門を過ぎペースが大幅に落ちる中、なんとか走って行きます。ペースは5kmを27~ 28分で走っていたのが、30kmから35km間の5kmは32分もかかってしまいました。
ペースを保つことはもうできません。あとはいかに歩く距離を短くするかの勝負となります。35kmを越えてからは、歩きの割合もかなり増えます。そんな中、少しずつ山から街に近づいていることを実感しながらエイドを楽しみに進んでいきます。
35kmから40kmの5kmは更にタイムを落とし36分かかってしまいました。さらにはラスト残り2.195kmで21分かかるという大ブレーキです。今後下り坂を何か対策しないとダメですね~。
スイーツエイドでのスイーツと地元銀行が出してくれているコーラのエイドで息を吹き返すことができました。ゴール手前では名前を呼んでもらうとともに「おかえりなさい」と言われるのですが、これもゴールが実感できる演出です。結果4時間17分でのゴールでした。
いびがわマラソンゴール~帰路
いびがわマラソンはスタート地点とゴール地点が少し離れています。スタート地点に戻り着替えを済ませると会場内の出店で空腹を満たします。楽しみにしている食べ物が焼いた草餅です。
これがお気に入りで毎回必ず食べています。地元のお母さんたちが作っているので是非食べてみてください。他にもうどんや牛串やお茶なども売っています。ほとんどお祭り騒ぎで楽しいですよ。
美味しそうにビールを飲んでいる人がたくさんいますが、私は帰りの運転があるのでお預けです。会場を一通り散策して帰りのバスへ。バス乗り場も人は多いものの割とスムーズに乗ることができます。駐車場で車に乗り換え風呂に寄って帰りました。
レース後
完走した人はゴール後にフィニッシャータオルを貰います。今回は30回大会ということでメダルも貰いました。
いびがわマラソンの記録証は後日郵送されてきます。写真入りで5kmごとのラップタイムの入ったもので裏にはイチョウなど紅葉した落ち葉が貼られています。届くまでに少し日数が掛かかり、毎年忘れた頃に届いています。
参加賞については申込時に選択できます。帽子やシューズバッグ、Tシャツなどから好きなアイテムを選びます、思い出になりますよ。
いびがわマラソンに初参加の方へ
ホスピタリティ溢れる大会で運営もしっかりしています。他の大会と違う点や注意してほしい点をお伝えします。
更衣室は混みやすい
晴れていた今回はいいですが、雨天の場合は更衣室が一杯になります。他の大会でも発生しがちな男子更衣室に付き添いの女性がいるという状況も起こりやすいです。
これはランナーのモラルの問題であり運営の問題ではないと思います。ただし混み合ってしまうのは困ります、雨天の場合は会場に入るまでにある程度の準備が必要だと思います。
下り坂は要注意
下り坂でのダメージはやはり大きいです。フラットなコースでも30km、35kmを過ぎるとキツくなるのに下り坂が襲ってきます。
下りなら楽と思いきや、むしろ逆にダメージが蓄積されます。私の場合は身体に異変(足がつるなど)が発生することが多いです。不安のある方はクッションが厚めのシューズや、足攣り防止のサプリなどの準備をおすすめします。それでも足が攣りましたが・・・緩和されてました。
バスは便利
会場から駐車場へのバスも多く、行き帰り共にストレスは感じません。人は多いものの会場でどのバスに乗ればいいのかわからないということもなかったです。
応援看板が魅力的
コース脇に立っている看板には笑えるものから励ましてもらえるものもあります。余裕のある時、走れなくなったときに見てみるといいかもしれません。この看板や応援など、地元の方々の協力を感じるのがいびがわマラソンの魅力です。来年の参加を検討されてはいかがでしょう。